特色あるカリキュラム

未来の学習指導要領の改訂に寄与する
文部科学省研究開発学校延長指定(令和元年~4年度)

令和元年度から4年度にかけて文部科学省研究開発学校の延長指定を受け、子供たちにとって将来必要となるであろう資質・能力を育成するために、現行教育課程の枠組みの見直しを行い、教科等を再編した独自のカリキュラム編成を実施した。

教育実習の実施

教師に必要な専門的基礎技術を習得し、人を教育する喜びと厳しさを体得する

 本校では、大学1年生を対象とした特別支援学級での体験実習、大学2年生を対象とした基礎実習、大学3年生を対象とした初等教育実習を行っています。教師に必要な専門的基礎技術を習得させ、使命や責任の重さを自覚させたりすることをねらいとしています。教育実習の意義とは、何よりも人を教育する喜びと厳しさを体得することです。学習指導、教科等講話、学習指導参観、学級経営への参加、学習指導整理会への参加、学校行事への参加、生徒指導への参加、査定授業など充実した実習の中身です。本実習を行った学生へのアンケートでは、教育実習を終えて教員を志す学生が増加しているという結果が表れています。
また、教職大学院の実習も行っています。大学院生の実習では、確かな学校教育活動の即戦力となる実践的な指導力と、新しい教育実践を構想し開発していく展望と力量を育成しています。現職教員の実習では、学校や地域において、教育実践や授業研究活動等で指導的役割を果たすことのできる高度な指導力、実践力を育成しています。
  • 初等教育実習生とのお別れ会 初等教育実習生とのお別れ会
  • 教職大学院生の実習 教職大学院生の実習

学級担任制・教科担任制の特性を生かした指導体制

 学級担任が学級経営を中心に、教科担任が教科経営を中心に行っている。このことにより、各教科等において専門性の高い授業を行うとともに、多くの教師で子供を育てていくことができる。

インクルーシブ教育に基づいた特別支援教育

特別支援学級棟(平成27年度改修)
特別支援学級棟(平成27年度改修)
 特別支援学級においては、一人一人の実態から個別の教育支援計画・指導計画を策定している。また、文部科学省インクルーシブ教育システムモデル事業の基礎的環境整備と合理的配慮を大切にした研究実績を基に、教育活動を展開している。特別支援学級棟は、平成27年度に改修され、子供たちは、新しくなった教室環境での学習に対し、大変喜びを感じている。
令和6年度特別支援学級要覧▼
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帰国児童教育を中心としたグローバル教育

海外での生活・学習経験、能力等に応じてカリキュラムを編成し、日本の学校生活への適応や滞在国での経験を生かした個性伸長の面から、日々の教育にあたっている。教科等によっては、ティーム・ティーチングを実施したり、個別の指導を行ったりしている。通常の学級との交流による指導も併せて行っている。また、英語教育を全学年に渡って実施し、帰国児童学級を生かしたグローバル教育を推進している。
令和6年度帰国児童学級要覧▼
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